準備:お葬式の準備確認しておきたい事柄
宗教・宗派
もしもの時に慌てないために自分の家の宗教・宗派を確認しておきましょう。菩提寺がある方の葬儀日程は、ご住職の都合をうかがいながら決定する必要性があります。菩提寺にお墓がある場合には、お寺の了承を得ずに葬儀を行いますと、納骨の目途が立たずお墓に入れないなどのトラブルになることもありますので注意しましょう。特に宗旨・宗派が決まっていない場合は、仏式・神式・キリスト式・無宗教など、葬儀形式から決めていくようになります。また、宗教者の手配が必要な場合には、葬儀社の紹介とあわせて対応いたしますので、遠慮なくご相談ください。
危篤・逝去を伝える人
危篤の時にお知らせする方、亡くなった時にお知らせする方、お葬式についてお知らせする方などそれぞれの連絡先をまとめておきましょう。元気なうちに本人と話し合えるのが望ましいですが、分からない場合には年賀状のやり取りなどが参考になります。
ご遺体の安置場所
自宅にご安置することが難しい場合には、葬儀社などの安置施設や火葬場の霊安所などが候補となります。安置施設にも様々なタイプがありますので、安置形態の違いを踏まえて検討しましょう。例えば、葬儀社のセレモニーホールで「個室の安置室」がある場合、ゆっくりと故人を偲び、そばで過ごすことができますが、火葬場などに安置する場合には、受入れ条件として「棺に納めた状態」であることが求められ、お線香などがあげられず面会が叶わないことや限られた時間になるなどの違いがあります。
すぐに必要になるものには以下のものがあります。
お葬式の費用は様々な項目から成り立っています。
またどのようなお葬式にしたいかによって必要なものが異なります。
死亡診断書(検案書)
逝去後に医師から発行される書類です。死亡届欄への記入の仕方や提出については専門スタッフがサポートいたします。届出人の印鑑
役所に死亡届を提出する際に必要です。届出人以外でも届出人の印鑑を持参すれば代行することができます。※シャチハタ不可遺影用の写真
現像された写真のほか、データの画像でも作成できます。背景やお召し物の変更もできますのでご相談ください。
納骨先(お墓)
代々のお墓がある等、納骨先が決まっている場合は、その納骨先にあわせた宗教形式で葬儀を考えていきます。例えば、納骨先が寺院墓地なら仏教形式になります。また、納骨先(お墓)が決まっていない場合は、葬儀形式は自由ですが、後々のお墓のことを考慮して葬儀との費用のバランスを取りましょう。
正式名称や宗旨・宗派を確認しておくことが大切です
正式名称・・・寺院名・霊園名など
宗旨・宗派・・・仏教~宗、神道、キリスト教、無宗教など
先祖の戒名・・・戒名などから宗派を推測できる場合があります
代表的なお墓のタイプ
寺院墓地・霊園墓地
- 一般的にお墓は、寺院墓地や霊園墓地にあることが多くあります。
- 専用の区画と墓石によりお墓を所有することになります。
- 長期的にお墓に入る人数が増えるほど個別にお墓を求めるよりも割安です。
- 【寺院墓地】
供養や管理の手が行き届いている
日々お勤めがあるなど、手厚い供養が受けやすい - 【霊園墓地(公営)】
他の墓地に比べて金額が安価に落ち着きやすい - 【霊園墓地(公営・民営)】
宗旨宗派を問わず利用できる - 【霊園墓地(民営)】
ペットと一緒に入れるお墓もある
納骨堂
- 都心部では、立地・アクセスが良い傾向にあります。
- 日々の掃除やメンテナンスを管理者が行ってくれます。
- 個々に墓石を必要としないため比較的費用が抑えられる傾向があります。
- 施設が新しくきれいな所が多い
- 都市部に存在し立地がよいことが多い
- 掃除などの負担が少なくお参りしやすい
- 個別に墓石を建立しないため、その分の費用が安価
- ペットと一緒に入れる納骨堂もある
永代供養墓
- 合祀・合葬タイプが多く、払いきりで永代にわたり供養されます。
- 跡継ぎのいない方や後世にお墓の負担をかけたくない方に適しています。
- 一般的なお墓に比べて費用を抑えることができます。
- 一般的なお墓に比べて費用は安価
- お墓の管理負担がかからない
- 払いきりで永代にわたり供養してもらえる
- 跡継ぎの心配がいらない
樹木葬・海洋散骨
- 自然や土に還る形に近い状態で埋葬されます。
- 一般的なお墓に比べて費用を抑えることができます。
- 散骨の場合は、お墓管理の負担が軽減されます。
- 都市部には少なく自然の多い地域が中心
- 費用が比較的に安価に済む場合が多い【樹木葬】
- 海(自然)に還ることができる【海洋散骨】