準備:葬儀の注意点火葬場への問合せ
実際に葬儀を取り仕切り段取りを進めるのは、火葬場の職員ではなく葬儀社のスタッフになります。依頼した葬儀社の担当者が、ご遺族の意向を取りまとめて、各方面の都合や空き状況を確認しながら日程を詰めていく流れになることを踏まえておきましょう。
火葬場に問合せてもお葬式はできない?
火葬場は基本的に「葬祭業者と連携」して、お葬式の後の荼毘(火葬業務)を行います。そのため、火葬場に直接問合せても「お葬式の段取りは進めてもらえない」のが実情です。ご逝去からご遺体のケアをはじめ、故人の移動車両やドライアイス・棺などの葬具の準備や式場・霊柩車の手配などは葬儀社が行います。火葬場の予約・申込みは、その火葬場や斎場に精通した葬儀社と段取りを進めるとスムーズです。葬祭業者にあてがない場合は、当センターで安心な葬儀社をご案内いたしますので、お電話でお問合せください。
火葬場・斎場ごとに料金が異なります。
火葬料金ひとつにも「無料~28万円」まで火葬場ごとで金額に幅があります。その他に必要な火葬場の費用として、控室・骨壺(収骨容器)・待機中の飲食費などがあります。葬儀系のホームページに出ている葬儀費用には「実際に利用する火葬場・斎場の料金が含まれていない」場合がほとんどですので、見えている金額で葬儀のすべてが行えると誤認しないように注意しましょう。大切なのは、葬儀に関するすべてを含めた「総額の葬儀費用」を把握することです。料金トラブルを回避するためにも、必要な経費や消費税を含めた総額で、予算と折り合いをつけるようにしましょう。
火葬場・斎場ごとに火葬時間も異なります。
火葬時間については、約1時間の斎場もあれば、約3時間を要する火葬場もあります。主に火葬炉および冷却システムの性能の違いにより時間差が生じます。また、故人の体型や副葬品の量などによっても多少の時間差が発生します。お別れの仕方も火葬場ごとに異なりますので、利用する火葬場の事情に精通した葬儀社と相談しながら実際の火葬時間や料金についても確認しましょう。葬祭業者にあてがない場合は、当センターで安心な葬儀社をご案内いたしますので、お電話でお問合せください。