準備:お葬式の知識葬儀を行う場所
葬儀を行う場所は希望の雰囲気や利便性、費用面などを考慮し、選定しましょう。
例えば、自宅や集会所、寺院などの宗教施設、斎場、セレモニーホールなどが候補になります。どこを利用するかによって葬儀全体の雰囲気や労力・利便性などに違いが生じるほか、葬儀費用も変わってきます。費用目安は高額になりやすい順から並べますと、以下の順で低額になる傾向があります。
お寺 > 総合斎場 > 葬儀社セレモニーホール > 公営セレモニーホール > 集会所 > 自宅
それぞれの特性を比較検討して、適切な場所を選ぶことが重要です。
少しでも不安や心配事があれば、当センターにご相談ください。
葬儀場の種類【メリットとデメリット】
自宅
- メリット
- 式場料金がかからず、葬儀費用を抑えられる
- 慣れ親しんだ場所で故人を偲ぶことができる
- デメリット
- 葬儀の準備に労力がかかり、周囲の家や人に対する気遣いも必要となる
- お越しの方がプライベート空間に足を踏み入れることになる
- ポイント
- 間取りに合わせて葬儀を行う場所やお坊さんの控室などを検討する
- 経験豊富な葬儀社に依頼すれば、効率的な準備の方法や気をつけるポイントなども教えてもらえる
集会所
- メリット
- 使用料金が安く、葬儀費用を抑えられる
- 自宅よりも機能的に葬儀を行える
- デメリット
- 葬儀を行うための準備に労力がかかる
- 地域や近隣住民への配慮が必要
- ポイント
- 集会所まで移動するタイミングなど管理者との連携をスムーズに行う
- 葬儀社によっては準備などに手厚いサポートをしてくれるところも
お寺
- メリット
- お寺ならではの厳かな雰囲気で葬儀ができる
- 有名なお寺で葬儀を行うことで、高いステータスを表すことができる
- デメリット
- お布施を含めた使用料が高額になる場合がある
- お寺や近隣の住宅に対する気遣いが求められる
- ポイント
- 先祖代々のお墓がある場合は住職の都合を伺いながら進めるのが基本となる
- お布施の金額などはお寺や宗旨宗派によって異なるため、事前に確認しておく
公営セレモニーホール
- メリット
- 自治体などが運営するため費用が比較的に安価
- デメリット
- 簡素な施設中心。きまりごとが多く、利便性や荘厳な雰囲気は期待できないことが多い
- ポイント
- 利用規約や他の式場との違いを把握し、要望にマッチするかの確認が重要
- 公共斎場もさまざま。専門家に説明を受けながらの選定がのぞましい
葬儀社セレモニーホール
- メリット
- 葬儀専用施設のため何かと行き届いた設備が整っている
- 過ごしやすい控室などがあり、故人を偲び、ともに過ごしやすい
- お寺や総合斎場よりも費用を抑えられる場合がある
- デメリット
- セレモニーホールを所有している葬儀社に葬儀を依頼する必要があるため、葬儀社の選択肢が限られる
- ポイント
- セレモニーホールに目途をつけて現地を下見し、葬儀社の誠実さや提案力、対応力を見極める
- 葬儀社選びに迷うときは、遠慮なく当センターにご相談ください
総合斎場
- メリット
- 式場と火葬場の一体型で移動時間などが圧縮できる
- 霊柩車やマイクロバスの費用を削減しやすい
- ロビーや喫茶コーナーなど設備が充実している斎場が多い
- デメリット
- 人気があり予約がとりづらい傾向
- 同時に複数のお葬式が執り行われる
- マイクや音楽など音響設備の使用に制限がある
- 控室が一部屋であることが多いため親族、参列者、お坊さんが一緒の部屋になる斎場がある
- ポイント
- 総合斎場の式場は日延べする傾向にあるため、他の式場候補(セレモニーホールなど)とあわせて検討しましょう
- 葬儀場選びに迷うときは、遠慮なく当センターにご相談ください